飲食店における法人営業の効果
たくさんの集客手段がある中で、当サイトでは「法人営業」について具体的にまとめています。管理人の実体験で伝えられるという理由もありますが、その他にもいくつかポイントがあります。そのポイントは「法人営業の効果」と関係する部分があります。
このサイトをご覧になっている皆さんが知りたいことの一つは、どんな集客方法がどの程度効果があるのか?といったことではないでしょうか。あまり効果がない事には、できるだけ労力をかけたくないというのは誰でも同じだと思います。
ですので、まずは法人営業がどれくらいの集客効果があり、お店にとってどんな効用を与えることができるのか、私の経験を紹介させてもらいます。
営業を始めて間もない頃の状況
私が当時勤めていた飲食店は、地方の小規模なチェーン店で、3,4店舗ほど展開した時点から2つの店舗で試験的に法人営業を導入してみました。
1店舗はオープンと同時に、もう1店舗はオープン1年後から営業を開始するようなかたちになりました。オープンと同時に営業を開始した店舗では、うまく当初の集客の波にのってうまい具合に営業展開できましたが、他方のオープン1年後から法人営業を開始した店舗では当初効果が伸び悩みました。
まず、はじめの1ヶ月~2ヶ月の間は何度か訪問を繰り返しても、成果として一日数組の来店があるかないか(当初ドリンク券を特典にしており、その回収結果)という悲しい結果に終わり、営業活動はこの地域には合わないのではないかと悩まされました。
おそらく営業回りを試した多くの飲食店関係者の方はこの段階で挫折して、「二度と法人営業はやらない!」と決意?される方もいるのではないと思うほど、(少なくとも私の場合は)それくらい効果がありません。
しかし、詳しくは後ほど別の章でお話しますが。法人営業は即効性のある集客方法ではなく継続して行うことで始めて結果が現れるという性格であることがわかってきました。もっと言うと、法人営業で築いた地域の方との関係は他の集客方法(チラシや広告)に比べ、持続的な集客効果も期待できます。
半年が経過した頃の効果
全く予約の入らなかった大型宴会(20名~40名)が半年後にはコンスタントに10件前後/月を越えるようになり、日常的にグループ単位での利用も増えた結果、宴会の予約から計算した分で概ね100万~150万程度が通常の売上げに上乗せされるようになりました。宴会の予約以外にも、グループ単位で直接来店される方も増えていたので、実際には数字以上の効果がでていたと思います。もちろん、お店の魅力があってのことですが、過去の系列店と比較しても、それなりに効果がありました。
どれだけの売上げが上がるかというのは、お店の業種や業態などに依存するので数字を出すのは難しいですが、正しく・根気強く活動を続ければ多少なりとも宴会予約を中心に効果が期待できると思います。
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カテゴリー:飲食店法人営業の意義