ワイヤレスチャイムでお客さんの不満を解消する

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集客についての話をすると、ついつい新しい顧客の獲得のことばかり考えてしまいますが、せっかくお客さんを集めても、ほとんどのお客さんが一度きりの来店で終わってしまってはいつまでたっても売上げが伸びていきません。

広い意味では、来店して頂いた瞬間こそ次回に繋げることができる最大の集客チャンスです。お客さんは料理の味、お店の雰囲気、楽しさなどあらゆる要素を足したり、引いたりして無意識に満足度を決めているので、不満(減点ポイント)を解消することもとても大切です。

お客さんにストレスを与えていないか考えてみる

不満を与えてはいけないというのは、「ストレスを与えてはいけない」とも言い換えることができます。例えば、ストレスの原因になるのは店員さんを呼びたい時に気付いてもらえない場面なんかが思い浮かびます。

近頃は大型のお店やフランチャイズチェーンを中心にワイヤレスのチャイムを置いているお店が増えました。

ただ、小さなお店であれば必要ないのかというと、そうでもないような気がします。

私は店員さんを大声で呼ぶことに特別抵抗はないのですが、それはお店の雰囲気にもよります。店内がただっぴろくて、店員さんを直接見れる食堂のような雰囲気なら気軽に声を出せますが、静かなお店や仕切りがあるような店内、オシャレな雰囲気だと大声を出すのに抵抗がある場合もあります。声は出しにくいし、たまたま店員さんも気づいてくれないような状況になると、やはり少しは不満を感じます。

店内が広かったり、騒がしい環境はもちろんですが、壁や仕切りなどでお客さんを直視できないような環境や、呼びずらい雰囲気であれば呼び鈴をつけた方が親切だと思います。

もし、呼び鈴がないことでお客さんにストレスを与えているとしたら、月にして何人のリピーターを失っているか考えてみるといいかもしれません。人前で大声を出すことに抵抗があるという人は以外と多いです。極端な場合は呼び鈴がないお店は避けたいと考える人も、少なからずいます。

自分のお店の環境的に、明らかにそんなお客さんはいないと思えたら呼び鈴はいらないですし、月間2組でも失っていたら年間12組です。二度目の来店があるお客さんは3度目があるといいますので、大凡20回の来店機会を無くしたとすれば20回×10,000円(仮のグループ平均売上)=200,000円です。この損失は次の年も、その次の年も積み重なっていきます。5年、10年で考えるととても大きな額になります。

費用対効果を考えて対策が必要であれば、ワイヤレスチャイムの購入も検討できます。また、ワイヤレスチャイム以外にもお客さんにストレスを与えているポイントは、同じく費用対効果を考えて対策していくことで結果的に利益が増えることになると思います。

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