飲食店に営業は必要か

営業=「集客」と連想される方が多いと思いますが、集客は営業の目的のひとつではありますが、集客以外にも様々なメリットがあります。複雑に考え出すときりがありませんが、ここではざっくりと以下の二つを主な目的として紹介します。

  1. 長期集客 : 宣伝にありがちな短期間だけの集客ではなく、持続的な効果がある集客(リピーター作り)。
  2. 情報収集 : 繁盛店を作るために外部の情報を積極的に取り入れる。

順に説明させてもらいます。

1.長期集客

まず一つは、当然のことながら「集客」です。ただし長期的な集客を意識した方がよいと思います。一時的(一回きり)な来店を狙うなら、チラシや情報誌を使えば良いでしょう。しかし、仮にリピーターがつかず、宣伝を繰り返せばいつまでたっても集客にお金がかかります。

集客にコストがかかれば、せっかく来店が増えて売り上げが増えても、費用の分だけ利益は縮小します。利益がでなければ集客の価値は低くなります。 仮に、集客の価値を以下のように考えるとします

集客の価値 = 集客効果(増収) / 集客費用(コスト)

集客の価値を考えれるとすれば、極力低コストで大きな効果が発揮するに越したことはありません。その面で、すき間の時間をうまく使った営業活動は、長期的にみて大きな効果と、少しの費用(極端に言えば労力のみ)で実践できるため、飲食店の集客には必要不可欠だと感じています。

商売をするうえで、いかに売上げを大きくし、いかに利益を残すか(コスト小さくするか)という財務上の基本がありますが、集客についても同様だと思います。

2.情報収集

お店の改善検討するにしても、客観的な情報を正しく把握していなければ見当違いな部分を改めてしまう危険がありますし、場合によっては改悪にも成り得ます。

情報を収集を目的とするなら、営業活動(外回り)ほど低コストで顧客の声をダイレクトに聞ける機会はあまりないと思います。

アンケートや接客の情報収集では、既に来店しているお客様からの情報だけしか集まりませんが、営業先では来店していない潜在客からの情報が得られます。来店されないお客様が何をネックに来店しないのか、どういう問題点があるのかを知る良いチャンスです。

「自分のお店はオリジナリティーがあるから、お客さんの意見に合わせる必要はない」とおっしゃる方もいますが、意見に対してコンセプトもなく右往左往することと、顧客の意見を参考にしオリジナリティーを洗練していくことは別物と考えています。

オリジナリティー、店の強みやコンセプト、店主の思いなどの「背骨」を引き立たせるために顧客の意見を参考にして、足かせをとっぱらっていって欲しいと思います。

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